日本ムーブメント教育・療法協会

実践活動

2024年11月9日福井会場「福井県 社会福祉センター」にて『春夏秋冬を感じる Happy Happy ムーブメント』が開かれました。

「春から夏へ」では、カラー紙管をメインの教具として、「夏から秋へ」では、算数・国語ムーブメントとして、主にビーンズバッグを活用して行われました。
「秋から冬へ」は、ロープをメインにして、最後にはアナ雪のお城が出来上がりました。
最後は、ハットフリスビーで、単に投げるだけではなく、コミュニケーションやリズムに合わせて歩く等、楽しくてワクワクするムーブメントのプログラムが展開されました。1日を通して、笑顔は絶えないセミナーとなり、『ムーブメントは楽しい』まさに『Happy Happy ムーブメント』を実感した日となりました。

2024年10月27日東京会場 「江戸川区タワーホール船掘」にて、『重症心身障害児者の力を引き出すムーブメント活動』が開かれました。

MEPA‐ⅡRの評定方法と施設での活用方法の紹介のお話をした後に、四季をテーマにした実技4つを行いました。身体の動きが少ない重症心身障がい児者の方々が、自身の動きを使用してできるようなプログラムを行いました。
春の『花を咲かせるムーブメント』では、空飛ぶじゅうたんのゆらんこに乗って、上下・左右・回転などの揺れを体験し、抗重力姿勢での前提感覚刺激を感じながら、お花畑を探しに行きます。お花畑では、黒いシートにお花が…。部屋を暗くしてブラックライトを当てると、お花がきれいに映し出され、素敵なお花畑を見ることが出来ました。『夏といえば、海だ、花火だ、ムーブメントだ』では、創造性を育むプログラムを行いました。海に見立てた、パラシュートにビーンズバッグや風船等、色々な刺激が追加されて、パラシュートが海の中のようでした。花火の活動では、プチプチシートを参加者が通ると、花火のような音がして、臨場感たっぷりでした。秋の「味覚狩り」では、ぶどうをロープに吊るす、栗拾いの準備、キノコ狩りの準備のあとは、握る、引っ張る等といった持てる力を活かせる工夫した方法で味覚狩りを行いました。障害の重い方も工夫をすればこのような活動ができる発見がありました。冬のムーブメントでは、重症心身障害児者への「環境・展開・遊具・社会性」への配慮をプログラムに組み込み、ギターの音楽に合わせて活動を行いました。
 配慮点は、「人との繋がり」を重点に支援者が1人(から)出来るムーブメントの工夫(限られた時間・準備が難しくても活動展開が可能)です。短い活動時間で、環境をアレンジさせながら、参加者全員が楽しめて、笑顔で、またやりたいと思えるような空間を考えて行いました。参加者は、普段も実践しているだろうプログラムに、ちょっとアクセントを加える気付きが得られた様子でした。

2024年10月26日 新潟会場 「新潟県障害者交流センター新潟ふれ愛プラザ」にて、『わくわく楽しいムーブメント活動をみんなで楽しもう』 ~さまざまな現場での実践プログラム~ 」が開かれました。 

 プレイバンドの間をくぐり、海賊人形に形板をさし、風船シーツに寝転んだり、工夫された平均台を渡ったりするサーキットが体育館の半分を占めて、講座が始まる前から体験した参加者さんは、これから始まるムーブメントのワクワク感を楽しんでいました。
 今年は初めて上越市の上級指導者から高齢者向け「いきいき・はつらつムーブメントで〝あの頃へ〟」と題してシルバームーブメントを1コマ行っていただきました。2コマ目は、児童発達支援・放課後等デイにおいて、5領域を意識した楽しいムーブメント活動を行いました。3コマ目は特別支援学校でのグループ学習として、~ムーブメントで楽しいクリスマス!~のサブテーマで、これからの季節にぴったりのクリスマスをテーマにしたサーキットを廻り、暗くした体育館に電飾のパラシュートやクリスマスツリーがとてもきれいでした。

2024年9月21日(土) 神奈川(横浜➁)会場「神奈川県立地球市民かながわプラザ(あーすぷらざ)」にて、A日程実技編「 笑顔いっぱい!心をつなぐムーブメントで喜びを」が開かれました。

 プレーバンドをつなげてみんなで輪になり♪「ゴムの輪伸びる」で始まったセミナー。プレーバンドに、スカーフ・形板・フープを組み合わせた活動や、ユランコを用いた精神運動プログラムを体験しました。解説「ムーブメント環境としての音楽の役割と使い方」では、「どんな音楽を使うのかはリーダーの感性にゆだねられており、自身が使用する音楽や音をよく知っていなければならない」と学びました。カラーロープの活用では、カラーロープの道を歩いたり、ロープ電車の活動を行い、ムーブメント教育・療法の「競争の排除」について学びました。パラシュートでは、メリーゴーランドのように歩きながら隣のパラシュートの人とすれちがうときにタッチで挨拶をしたり、クラゲやキノコを作ったり、キノコの散歩をしたりしました。最後はムーブメントの魔法で天井に星空が出現すると受講者のみなさんから拍手が起こり、セミナーの素敵な締めくくりとなりました。

「子どものウェルビーイングを支えるムーブメント教育・療法 ~健康と幸福感の達成を目指した遊びの環境づくり~」が、2024年8月17日(土) 神奈川(横浜①)会場「みどりアートパーク ギャラリー」にて開かれました。

喜び溢れるムーブメント活動を受講者のみなさんと共有することができました。
 まず、一人ひとりの子どもの「~したい」を尊重するムーブメントのための環境づくりに活かす遊具の活用について、実際に遊具に触れながら動き、ポイントを確認しました。
 次に、「ダンスムーブメントの中で高まる身体意識・自己意識・他者意識~「私」・「あなた」・「私たち」を意識した取り組みの紹介~」では、ペア、グループで、ダンスムーブメントを楽しみながらアレンジして継続するためのコツを学ぶことができました。会場の白い壁に影を映しながら即興的なダンス作品を完成させることができました。
 最後の「幸せな遊びの場を共につくる、共に育つこと~時間・空間意識、心理的諸機能を育てるムーブメントプログラムを中心に~」では、パラシュートの活用を事例に「共に…」を実現する遊具の活用を共有しました。また、最後は、受講者全員で春夏秋冬をイメージしながらクリエイティブムーブメントに挑戦しました。
 受講者同士がお互いに笑顔で交流しながら場を盛り上げてくださって、講師スタッフも楽しく過ごすことができました。まさに「人も環境!」という気づきを得た一日でした。

8月17日 愛媛県民文化会館にて実践講座実技編(愛媛会場)が開催されました。
「子ども達の『できた!』を育む愛顔あふれるムーブメント ~発達に気がかりがあるお子さんへの支援を中心に~」

 愛顔あふれるセミナーになりました。タオルを使った活動では日常生活に生かす動きを引き出すプログラム、ムーブメントスカーフを使った活動では、MEPA-Rのプロフィールに応じて展開するプログラムを体験しました。最後は、スペースマットを使ったソーシャルスキルを伸ばすプログラムで、フィナーレは、パラシュートとふわふわボール(愛媛支部手作り)で、ともに力を合わせる一体感を味わいました。それぞれの活動では遊具を使う目的、子どもの伸ばしたい力を確認し、動きの楽しさを引き出す環境作りや「できる!」が増える体験をしました。
 参加者からは、「環境の力(遊具・音楽等)で楽しく動くことが出来た。」「『できる・できた』が体験でき、笑顔いっぱい喜び合いながら身体を動かすことの意義を学んだ。」「これからは一人一人の『やった!できた!』を大事に、子ども達に寄り添う活動をしていきたい」等の声が寄せられました。

8月10日 大阪教育会館にて実践講座実技編(大阪会場)が開催されました。
「楽しもう!ムーブメント!!~ムーブメント遊具・音楽を活かして」

今年のテーマは「遊具の活用」です。
 ビーンズバッグやハットフリスビーを使った活動では、色や形、数などの要素を盛り込みながら、学校での授業作りにも活用できるプログラムの実技を行いました。
 スカーフムーブメントリボンを使った活動では、大きさの違うものを準備することで、さまざまな達成課題の含まれる活動が展開できました。
 音(音楽)を活用した活動では、音を聞いて動きを変えたり、自分の体で音を出したりして遊びました。
 ムーブメントリボンの遊びでは、こちらも、パリで行われていたオリンピックに合わせ、 オー・シャンゼリゼ の音楽を感じながら、思い思いにリボンの動きを楽しみました。
パラシュートムーブメントは、パラシュートの上や下での遊びを夏祭りの音楽で楽しんだあと、最後はトランペットの生演奏でのファンタジーの世界を味わいました。
 初めは緊張ぎみだったみなさんの表情や動きが、プログラムが進むにつれ、笑顔に変わり、自然に身体が動き出す姿に、ムーブメントの魅力を実感しました。

「重度の障がいのある方といっしょに、室内でもプールでも、
ひとりひとりに合った遊具を使って楽しもう!
2024年8月4日(日) 長野会場「サンアップル」にて実践講座が開かれました。」

第1講座は、パステル舎のムーブメント遊具と手作り遊具を融合させた「ワクワク」「ドキドキ」「これ何?」と感じる、動きたくなる環境のサーキットです! ロープにスカーフをくくりつければ、人手の足りない時にも大いに活用できる、不思議に時々冷たいと感じ、盛り上がったパラシュートでした。
第2講座は.エアトランポリンの空気の変化をからだ全体に感じ、思わず手を伸ばしたくなる変化のある環境を設定しました。ユランコも使い方次第でいろんな感覚を体感しました。パラシュートは、シャボン玉をプラスしてファンタジーに!動きに合わせて生演奏で応援してもらいました。
第3講座は、長野合場 ならではのプールでのムーブメントです! 水の中の触覚刺激を一人ひとり感じて、序々に集団に。様々な遊具を使い、いろんな動きをしていくうちに、自然に無理なく笑顔で水を楽しめる環境になりました。
3講座 それぞれ、サンアップルのムーブメント教室に通われているお子さんとご家族も一緒に参加され、受講者にとっても実際のお子さんたちの姿も見ることができ、とても参考になったと思います。受講者の方たちからは、「すぐに現場でやってみたい」「もっともっと情報を知りたい」との声も聞かれ、スタッフ一同、幸せを感じた一日でした!

2024年2月23日、鎌倉女子大学を会場にて、中級指導者養成講座が開催されました。

当講座は、昨年度に準じて、オンデマンド講座と対面講座を組み合わせて開催されました。当日は全国から中級指導者資格の取得を目指されている方を中心に45名の受講者の方々が参加されました。当協会会長の小林芳文先生の講義の後、グループワークが行われましたが、各自がMEPA-RやMEPA-ⅡRの事例に関する遊具活用のプログラムを持ち寄り、それを4~5名のグループに分かれて検討し、最後にグループ毎に実際に遊具を用いたプログラムの発表を行いました。初級講座の経験がある皆さんなので、アセスメントや達成課題に関する理解度も高く、お互い参考になるグループワークになったことと思います。その後、安藤正紀先生と松川節理子先生の楽しい実技がありました。当日は寒い中ではありましたが、受講者の皆さんも、心も体も暖かくなる心地よい充実した時間が過ごせたものと思います。
講座の内容については、「講座一覧」ページより、「2024年 認定ムーブメント教育・療法中級指導者養成講座」案内をご覧ください。

こども達も大好き!!ムーブメント活動
11月11日(土)に2023年度実践講座(福井会場)がきらら館にて開催されました。

福井会場は、0歳児から5歳児のお子さんの発達に応じてのムーブメント活動が展開されました。 0.1歳児、2,3歳児、4,5歳児の各講座では、受講者の方々もその年齢のお子さんになりきって、参加して下さいました。0.1歳児では、優しい環境・触ってみたくなる環境が 2,3歳児では友達と一緒に参加することで楽しいと思える環境が、4,5歳児では少し難しいことに友達と一緒に考えていく環境が用意されました。保育の現場でも子どもたち一人ひとりに応じたムーブメント環境が拡がっていくといいですね。

「わくわくみんながハッピーになるムーブメント活動」
10月14日に新潟《上越市》で実技講座が開催されました。

昨年に引き続き、明るく気持ちの良い会場で開催された上越会場での実技講座は、3講座ともストーリー性のある展開で、次は何かな?とワクワクしながら、時間いっぱい体を動かしました。意外な遊具の使い方や工夫された手作りの遊具もあり、帰ってから現場で直ぐに取り入れたくなるようなものでした。そして何より、講師の皆さんの笑顔あふれるリードに、「ムーブメントは現場で生きているんだ!」という心強さを実感しました。

2023年9月17日(日)に、北海道釧路市で、実践講座A日程最後の実技編が行われました。

「子どもや障害のある人の発達を引き出す、楽しいムーブメント遊びを学ぼう!」をテーマに、4つの達成課題に応じて、スカーフ・スクーターボード・ビーンズバッグ・フープ・形板などの遊具を活用したプログラムを体験しました。

集まれ!ムーブメント大好きっ子!!
9月3日(日)千葉県成田市下総公民館にて実技講座が開催されました。

講義1項目は「スペシャルムーブメント」。副題の通り、乳幼児から大人まで、障害があってもなくても、ここを拠点としている「ウッキークラブ」「ムーブメント・パラシュート」「NPO法人あそび発達サポート研究所のワークショップ」でムーブメントを実践している親子が大集結。

セミナー講師陣がタグを組んだ、慣れ親しんだムーブメントとは一味違うメンバーとセミナー受講生の総勢60名越えとリーダーによるムーブメント。いつもと違う雰囲気に驚き気味の子どもたちも徐々にリラックス。刺激的な走行ムーブメントは目からウロコ。緊張がほぐれ本領発揮する子どもたちのイレギュラーに、理論を学ぶだけでは見えない、関係性や遊び性、柔軟性が盛り込まれた内容となりました。

親子同伴可のセミナーとなった本会場。スペシャルの後は、残った子どもたちが引き続き大活躍。その動きや発想、また時間と共に変化していく姿に触れることで、大人だけでは得られない学びがあったのではないかと思います。…3時間に渡るムーブメントに幼児は睡魔に襲われ、小学生から「筋肉痛~」と叫びがありました(笑)。

受講した皆さんのムーブメントに関わる背景が垣間見られる様々な気づきが知ることができたラストの振返り。振返りを共有することは「ムーブメントとは何だろう」と改めて考えることができる時間だと改めて感じました。

この場所に到達するにはなかなか不便な場所ながら、遠く新潟、愛媛、栃木…その他関東圏からこの地に訪れ、ムーブメントを介して私たちの仲間と一緒に同じ時間を過ごせたことに感慨深いものがありました。

「一人ひとりの『やってみたい!』を育む愛顔あふれるムーブメント」をテーマに、8月26日愛媛会場での実践講座を開催しました。

「海で遊ぼう」と題した愛媛支部の子ども達の活動に参加者も加わり、イルカや手作りクラゲ等を拾って投げたり吊したりし、船だったスクーターボードがスイカ電車に変わったりと、いろいろな活動を元気いっぱい楽しみました。次の講座ではスカーフを使って達成課題の違う活動を楽しみ、三番目の講座ではハットフリスビーを使った楽しい活動に、会場全体が愛顔に包まれました。最後の講座ではそれぞれが考えたパラシュートの動かし方や止まり方を全員で発表・実践し、心が一つになりました。子ども達の「もっとしたい!」、参加者の「参加してよかった」の言葉がみんなの心を包み、愛顔あふれるセミナーとなりました。

8月20日に、横浜にて「笑顔いっぱい!心をつなぐムーブメントで喜びを」をテーマに実践講座を開催しました。

親子ムーブメント教室「カスタネット」のスタッフが講師となり、普段「カスタネット」の子どもたちと活動している内容を、受講者全員で体験する形で行いました。
会場ではカラフルなロープを輪にした「なかよしロープ」が受講者の皆さんを出迎え、開会の挨拶の後は全員で「なかよしロープ」につかまって実技の始まりです。ロープを使った活動から、スカーフ、フープ、パラシュートの活動まで、テーマのとおり、笑顔や歓声のあふれる時間となりました。

8月11日に2023年度実践講座(長野会場)をサンアップルにて開催しました。

会場に入るとカラフルな遊具の世界が目前に広がり、思わず手に取って楽しむ姿がありました。
講座1では、「イメージして、挑戦して、力を合わせて楽しく動こう!」をテーマに思い思いの動きにチャレンジしたり、力を合わせて一つのものを作り上げて、自然と拍手が湧き上がりました。
講座2.3では、春にも行われたアクアムーブメント。「水って楽しい!」をテーマに、前回参加された方も、何年ぶりかにプールに入る方も、笑顔いっぱいで自然とぴょんぴょん跳ねたり、フワーっと浮いたり、泳げる人も泳げない人も一緒に楽しく体を動かしました。
新しい自分を作り変えていけるんだと気付くことができた、みんなが「I'm happy!」と思った素敵な講座となりました。

2023年度実技講座 A日程スタート!

トップバッター神奈川A-1(横浜①)が、7月30日(日)に開催されました!
定員20名の小さな会場ですが受講生全員が揃って動き学びました。

「共に・・・」を大切にするプログラム、共に学び合った皆さんありがとうございました。

3年ぶりの実技講座千葉会場よりスタート

コロナ禍以降初のムーブメントセミナーリアル実技は、サークルの子ども達とのタイアップでの実施となりました。
東京に集中を避け、初の地域分散型開催。
春から準備を重ね、千葉会場はなんとトップバッター。
千葉と言っても、交通の便が決してよいと言えないこの田舎の会場に果たして人は集まるのか?

予想外に沢山の方にご参加いただきました。

サークルの子ども達の力があってこそ、他では体験できない温かいセミナーになりました。ご参加いただきありがとうございました。

千葉会場バンザーイ!(松川)

かしまムーブメント連絡会の活動

茨城県鹿嶋市の広報 「広報かしま」2012年12月1日号 (無断転載禁止の為、PDFリンクをクリックください)

鎌倉女子大学(大船キャンパス)

教育学術新聞より

ムーブメント教室